ワンダフルフライ(東京都中央区)は、AIリバースエンジニアリングサービス「ワンダーロボ・リバース」で、COBOLやJava、PowerBuilderなど既存プログラムの解析結果を“そのまま使えるExcel設計書”として出力できる機能を改めて紹介しました。設計書はプログラム概要・基本設計・詳細設計など粒度を選んで生成でき、現場のExcelテンプレートに合わせた列構成にも対応するとしています。
レガシー保守の現場では、設計書が存在しない、または更新されず現状と不整合になることが多く、解析結果が資料化されないまま保守や改修に影響する課題があります。同サービスはソースコードをAIで解析し、プログラム構造、処理内容、入出力、DBアクセス情報などを抽出して設計情報として整理します。
出力がExcel形式である点は、レビューや追記、既存資産と同じ管理手順で運用しやすいことが狙いです。さらに「AIが作った設計書を人が作り直す」整形作業を減らすため、項目名や並び順など各社フォーマットへの対応を打ち出します。一般にエンジニア1人が1日に整理できる設計ステップ数は100~500程度とされる中、AIにより大規模システムでも短時間で可視化を進められるとしています。
活用場面としては、保守・引き継ぎ、モダナイゼーション前の資産整理、外注と内製の切り替え時の情報整備、新規開発での仕様把握などを想定します。今後は、企業ごとに異なる設計書運用にどこまで適合できるかと、生成物の精度検証を含む導入プロセスの標準化が普及の焦点になりそうです。
